稲沢市上下水道工事指定店協同組合
 
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>>水道組合の事業活動【沿革】
稲沢上下水道組合 稲沢市上下水道工事指定店協同組合


事 務 局 

〒492-8229 稲沢市稲島八丁目97番地

TEL 0587−21−4720

FAX 0587−23−6688
■年間事業計画
管工事及び水道施設工事の共同受注

leaf緊急漏水修繕 並びに 待機業務

leaf量水器取替業務

資材の共同購買

事務代行

経済的地位改善のためにする団体協約の締結

経営、技術の教育及び情報提供

組合員の福利厚生

災害時に対する復旧並びに防災に関する調査研究


緊急工事に対する机上研修

平成17年5月 水道庁舎にて
■事業活動

緊急工事業務の受託並びに待機業務

量水器取替業務の受託

市内小中学校貯水槽清掃業務請負(平成16年度まで)

視察研修旅行

全国水道週間における広報啓蒙活動

稲沢まつり並びに祖父江いちょう黄葉まつりに「水道相談コーナー」の出展

耐震管継手配管接続技術講習会

新年安全祈願祭並びに新春懇親会



水道資材の共同購買
組合事務所倉庫にて在庫管理


防災訓練に参加
水道復旧活動の実演


耐震管技能講習会
■組合の沿革

昭和46年(1971年)10月、「水道事業の広域化」を基本理念に愛知県の西部に位置する

稲沢市と中島郡祖父江町、平和町を給水区域として、「稲沢中島水道企業団」が創設され、

それに伴い、指定工事店制度が整備され、一定要件を満たす地域内の水道工事事業者は

稲沢中島水道企業団の指定工事店として認可を受けました。
同時に、指定工事店の相互扶助の精神に基づき、工事店事業者に必要な共同事業を行い、
また、自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図ることを目的として、
稲沢市内の指定工事店と中島郡祖父江町、平和町内の指定工事店がそれぞれの市域内に
組合組織を設立しました。

稲沢地域では、昭和45年(1970年)4月、8事業者によって「稲沢中島水道指定工事店組合」として
任意組合を創立。その後、9事業者が加わり17事業者によって昭和47年(1972年)11月7日、
新たに「稲沢中島水道企業団給水工事指定店協同組合」を結成し、組織がスタートしました。
その後、加入事業者も年々増え、加入組合員数は最多時で24事業者となり組織の強化も整いました。
協同組合結成以来これまで、5年・10年毎には、周年式典を挙行し、その節目毎に行政はもとより取引関係者にも
その歩みを披露してまいりました。

30年以上を経過した現在、過去を振り返りますと、その折々で協同組合の活動や運営方針に変化が見られます。

最初の10年間は、「組織の強化」を第一に目指しております。
昭和53年(1978年)4月20日、「結成5周年記念式典」を開催する事が出来ました。
既にこの時まで、各地域の水源並びに配水施設の整備に大きく貢献しておりましたが、
この頃より協同組合としての共同事業も少しずつ行うようになりました。
昭和55年(1980年)から、稲沢市内市立小中学校の飲料用貯水槽の清掃作業を当協同組合として受注し、
現在に至っても、組合員の共同作業によって業務を遂行いたしております。
組織の増強に伴いまして、共同購入した指定材料の在庫数並びに事務処理量が増大となりました。
昭和56年(1981年)には、組合事務所兼倉庫棟の新築落成式典を稲沢市稲島町地内、
現在の事務所所在地にて挙行致しております。
昭和58年(1983年)11月19日、稲沢市産業会館に於いて「結成10周年記念式典」を開催し、
記念寄贈事業として稲沢中島水道企業団に緊急災害時の臨時貯水槽「ウォーターバルーン」を2基贈呈させて
いただきました。

続いての10年間は、「技術革新」の時代であったと言えます。
地域に貢献できる指定工事店として常に新しい技術を研鑚し、また、住民の皆様にも「水道相談会」などの
サービスに心がけるようになって参りました。
毎年6月1日より7日までを「全国水道週間」とされていますが、当組合では以前より住民の皆様に
「全国水道週間」へのご認識を深めていただこうと、組合事務所並びに稲沢市役所、
各市民センターに「水道週間」を啓蒙する竪看板や懸垂幕を設置しておりました。
昭和60年度(1985年度)からは、一層の周知徹底を目指すため、セスナ機を利用した広報活動を行っております。
また、同じく昭和60年(1985年)より、毎年11月に国府宮参道で開催されていた
「稲沢産業祭(後の「稲沢まつり」)」に現在も尚、水道企業団と共催という形で出展協賛し、
新しい技術の展示や住民の皆様方からの水道に関する相談業務を承っております。
この頃、防災に対する意識が強くなり、行政におかれましても
「地震災害時にも変わらずに水道の供給が出来るように」耐震管の布設工事計画が上がりました。
それを受け、私ども工事事業者と致しましても積極的に技術の向上を推進することを目指しました。
昭和63年(1988年)7月には、「結成15周年記念事業」として二泊三日の行程で
兵庫県尼崎市の久保田鉄工株式会社 武庫川(むこがわ)製造所さまのお力添えを賜り、
「耐震管接合工法研修会」を開催。各事業所の従業員にも広く、技術研修の場を提供し、
新しい技術の教育を行いました。
そしてその年(昭和63年・1988年)の9月20日、稲沢市勤労福祉会館に於いて
「結成15周年記念式典」を開催し、記念寄贈事業として稲沢中島水道企業団に緊急災害用給水装置を
3台贈呈させていただきました。
平成3年(1991年)からは、毎年9月に稲沢市内の各地で開催されている「防災訓練」において、
「緊急災害対策給水工事の実演」として、「配水管に亀裂が入り水道の供給が止まった時」を想定し、
緊急修繕工事と先の「結成15周年記念式典」で寄贈した「緊急災害用給水装置」設置の実演協力を
現在まで例年行っております。
平成5年(1993年)11月29日、稲沢市産業会館に於いて「結成20周年記念式典」を開催し、
記念寄贈事業として結成15周年記念寄贈品と同じ緊急災害用給水装置を稲沢市並びに稲沢中島水道企業団に
それぞれ2台贈呈させていただきました。

協同組合が結成されて20年が経過し、人間でいうと成人式を迎えるようになって、
いよいよ「充実と飛躍」の時代を迎えました。
組合参加の事業所で現在、または将来の管工事業界を担う青年層を育成し、経済環境、技術環境の変化に
素早く対応できる人材が相互に交流できる組織づくりを目的として、平成6年(1994年)3月10日、水道組合事務所に
於いて当協同組合傘下の「青年部会創立総会」が開催されました。以来、青年部会では、
工事の施工技術研修はもとより、設計積算方法や情報技術などの研修会を定期的に開催しております。
平成7年(1995年)1月17日早朝、関西地域に未曽有の被害を出した「阪神・淡路大震災」が発生しました。
現地では、何千万人もの家屋を失った被災者が水道・電気・ガスといったいわゆるライフラインの寸断で、
大パニックに陥ったことはまだ記憶に鮮明な出来事です。
全国各地より災害復旧に対するボランティアが多く集まりましたが、当組合も兵庫県芦屋市内へ
2月1日より14日にかけて交代制で、延べ80名の体制を整え、災害復旧活動を行いました。

平成10年頃になると、全国的に地方分権と規制緩和が叫ばれるようになりました。
水道法も一部改正され、新しい時代に合った組合作りの必要性が議論されるようになり、
同時に、既に以前から共用が開始されていた平和町に加えて、稲沢市並びに祖父江町でも
公共下水道や集落排水事業が本格的になってまいりました。そこで、平成11年(1999年)6月24日、
組合名称を「稲沢中島上下水道工事指定店協同組合」に変更し、新たな時代の二ーズにあった協同組合にと、
組織の充実化が図られてまいりました。

また、これまでには取引のある水道機材メーカーのご協力により、遠征しての視察研修も多く重ねてきております。
平成7年(1995年)には、沖縄県那覇市管工事協同組合さまのご協力により、海水淡水化センターを視察。
周囲を海で囲まれた沖縄県特有の課題である、飲用水の確保の為、海水を淡水化する装置の見学をしました。
平成9年(1997年)には、佐賀県にある日之出水道機器株式会社佐賀工場さまの見学。
平成10年(1998年)には、北海道苫小牧の株式会社日邦バルブさまの工場で製作工程の視察と
札幌の 札幌市水道記念館の見学をしました。
平成12年(2000年)には、株式会社九州タブチ様でサドル分水栓用密着スリーブの装着実習を受講し、
水栓類の鍍金(めっき)並びに組立工程を視察致しました。

また、当協同組合ではこれまで、水道企業団職員チームとのソフトボールの親善試合、
各事業所の従業員を含めたボーリング大会、そして、組合員の配偶者へ「母の日プレゼント」や誕生日に
花束を贈るなど、福利厚生の事業も数多く行ってまいりました。

一方、祖父江町・平和町の中島地域では、昭和44年(1969年)3月、任意組合「祖父江水道組合」が
4事業者によって発足し、ほぼ同時期に3事業者によって発足した任意組合「平和町水道組合」と
昭和46年(1971年)4月に合併。名称を「中島組合」と改名されました。
昭和56年(1981年)7月、組合業務の肥大化に伴い、中島組合仮設事務所を建設。
主に指定材料の在庫管理を徹底できるようになりました。
昭和57年(1982年)5月より組織の充実化を図る為、協同組合設立のための準備に入り、
愛知県に必要書類を提出し、翌昭和58年(1983年)3月1日、愛知県の認可が正式に下り、
同年4月1日より「稲沢中島水道企業団給水工事指定店中島協同組合」として新たに組合組織をスタートさせています。
昭和63年(1985年)、毎年6月1日より7日までの「全国水道週間」にちなみ、中島地区の小学校4年生を
対象に水道企業団尾張西部浄水場の見学会を開催しました。
参加された児童の皆さんには、飲料水が出来るまでの工程と上水道の簡単な仕組みを社会見学として
勉強していただけました。この事業は好評につき、平成7年(1995年)まで8年間毎年継続されました。
平成7年(1995年)、稲沢の組合同様、阪神・淡路大震災の被災地、兵庫県芦屋市へ上水道の復旧工事に
延べ24名が参加しました。
各種技術研修としましては、大口径の配水管に適した材質「ダクタイル管」の普及に伴い、
平成元年(1989年)10月、 平成10年(1999年)10月、「ダクタイル管接合工法研修会」を開催するなど、
常に新しい技術の習得に積極的に励んできました。

これまで、稲沢地域と中島地域それぞれの水道工事指定店協同組合は、同じ水道行政区域の中で30年もの間、
ともに共存共栄をし、独立した組織で運営しておりました。
しかしながら、水道工事業界の更なる飛躍と異業種からの防衛の為の組織拡大の必要性から、
平成12年(2000年)頃より二組合の合併協議が数多く重ねられ、平成13年(2001年)3月末を以って
中島組合を解散し、その加盟事業者6者は同年4月1日より稲沢中島上下水道工事指定店協同組合に
合併加入しました。



今後とも今までに変わりなく、緊急漏水工事に対する年間を通じて24時間体制の待機システムと
昼夜を問わない迅速な対応。施工要領を遵守した適正な施工方法。常に安全で正確、かつ、新しい技術に適応できる
技術研鑚。そして、お客様が安心しておまかせいただける指定工事店を目指して、私ども、
加入事業者17社の結束力は一層強固なものとなり、地域社会と上下水道事業の発展のために
鋭意努力してまいる決意を新たにしております。